2010年9月1日水曜日

水頭症

手術することで治せる認知症があります。
それが「特発性正常圧水頭症」です。

水頭症には2つの種類があります。
「非交通性水頭症」と「交通性水頭症」です。
非交通性水頭症は脳脊髄液の流れが脳の中のどこかでブロックされてそれにより脳圧が高くなって意識障害や頭痛、嘔吐などの症状がでることです。
交通性水頭症は脳脊髄液の流れが悪くなって、髄液が脳質にたまっていくことでゆっくりと症状が現れるものです。
脳圧も高くなるとは限らないので見つけにくく、そのうち歩行障害や認知症などの症状を起こします。
「特発性正常圧水頭症」はこの交通性水頭症の仲間です。

くも膜下出血などの病気の後に髄液の流れが悪くなり起こりやすいものが「続発性正常圧水頭症」。
これに対して原因が特に特定できずに次第に脳室が拡大して髄液が少しずつ貯まって行くことで発症するのが「特発性正常圧水頭症」です。
この特発性正常圧水頭症の3大徴候としては、歩行障害や認知症そして尿失禁があります。
この症状がでてそのまま放置すると3ヶ月程度で寝たきりになってしまいます。
特発性正常圧水頭症は60歳代後半~70歳代にかけて一番かかりやすいです。

特発性正常圧水頭症は手術をすることである程度治すことができます。
「シャント術」というもので、流れの悪くなった髄液の流れをよくするための手術です。
体内にシリコン製のチューブを埋め込むことで髄液の流れをよくします。
髄液を流すベストな量は個人ごとに違うため微妙な調整が必要となります。
症状の中で特に歩行障害に対して絶大な改善効果を発揮します。


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