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2010年9月1日水曜日

原因

病気によって認知症を発症するケースは多いです。
原因となる病気として主なものに、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症があります。
さらにこの2つの病気を混合したケースもあります。
これらの病気が認知症の約8割から9割を占めています。

アルツハイマー型認知症とは、脳細胞の性質が変わったり消失したりすることによって脳が縮んでしまい起こるものです。
脳血管性認知症とは、脳梗塞や脳出血など脳内血管に異常によって起こるものです。

それぞれの症状を比較すると、アルツハイマー型では初期段階で認知症であるという自覚がほとんどないのに対して、脳血管性認知症の場合は初期段階ですでに自覚症状があります。
症状の進行状況は、アルツハイマー型ではゆっくりと進行していくのに対して、脳血管性の場合症状が良くなったり悪くなったりして進んでいきます。
また脳血管性の場合は手足に麻痺やしびれなどの神経症状がありますが、アルツハイマー型の初期段階にはほとんどありません。
持病と認知症との関係を見ると、アルツハイマー型は持病とはほとんど関係ありませんが、脳血管性の場合は高血圧や糖尿病などの持病と関係していることが多いです。

それぞれの認知症の特徴としては、アルツハイマー型では落ち着きが無くなったり、深刻さがなかったりします。
脳血管性の場合、情緒不安定になりほんのささいなことで怒ったり泣いたりします。
アルツハイマー型では全般的に能力が低下しますが、脳血管性では部分的に低下するにとどまります。
以上のように認知症の違いを一般的な傾向として挙げてみました。


脳血管性認知症

認知症の中でもアルツハイマー型ともうひとつ多く見られるタイプがこの「脳血管性認知症」です。
脳の中にある血管が病気などのなんらかの原因によって破れたり、詰まったりすることで脳の働きを悪くしてしまいその結果認知症を発症するケースがあります。
このようなケースを脳血管性認知症と呼びます。

脳の中に梗塞がある場合、大きいものや小さくて数が多いものなど様々なケースがあります。
これらの様々な原因によって発症します。
例えば脳内全体の血流が低下したことによってできる場合があります。
脳卒中になって突然そのあとから認知症の症状が現れたり、階段式に徐々に症状が現れてきたりすることがあります。

脳血管性認知症の場合は、部分的に障害を起こしている場合が多く、その他の部位は低下せず能力的には比較的大丈夫であることが多いです。
部分的に障害を起こすため、人の名前は思い出せない人格障害を起こしたとしても記憶ははっきりしていて記憶障害は起こしていないなど正常さを保っているのが特徴です。

持病として高血圧や高脂血症、糖尿病、動脈硬化などの心疾患がありまた喫煙経験があると発症しやすくなります。
症状としては早期段階で、歩行障害や手足に麻痺がでたり、しびれがでたり、ろれつが回らなかったり、転びやすくなったりすることがあります。
他にも感情をコントロールできないで、抑うつ状態になったり感情失禁したりすることがあります。
これらの症状が早期に見られることが脳血管性認知症の特徴です。


脳血管性認知症2

脳血管性認知症になる原因の約8割が脳梗塞の多発によるものです。
脳の血管に障害が起きることで脳の中の血流量や代謝量が減ってきます。
脳梗塞の程度や範囲によって、認知症の程度に影響がでることがわかっています。

脳血管性認知症の特徴として、障害が起きた部位ごとによって症状にむらがあることが挙げられます。
部位ごとにめまいやしびれが起きたり、言語障害が起きたり、知的能力が低下したりします。
そのため記憶力が激しく低下していても、判断力はしっかりしていて理解力もあるというまだらに認知症症状がでやすいです。
他にも意欲低下による自発性の低下、歩行障害、失禁、頻尿、麻痺、構音、嚥下障害などの症状があります。
症状も日によってその激しさが違います。

脳血管性認知症の場合、予防することができます。
何よりも脳梗塞にならないようにすることが一番です。
そのためにはCTやMRIなどで定期的に検査して早い段階でかくれ脳梗塞を見つけて治療することが必要です。
また脳梗塞のまえぶれ症状として運動麻痺や言語障害などが起きることがありますが、1日もしないうちに症状が治まってしまうことがあります。
このとき治ったからと安心しないで、必ず医療機関を受診するようにしましょう。
他にも高血圧の人は高血圧を治すこと、糖尿病や不整脈の人も受診してすぐに治すこと。
日常生活においてはタバコはやめること、アルコールは適量飲むこと、食事は塩分や脂肪分は控えめにすること。
運動をすることなどが予防策として挙げられます。